当番世話人 五十嵐 良雄 医療法人社団 雄仁会 メディカルケア虎ノ門
第5回うつ病リワーク研究会年次研究会を平成24年4月21日(土)、22日(日)の2日間、東医健保会館(東京都新宿区)で開催いたします。当研究会は、うつ病を中心とする精神疾患で仕事を休む方が増加するなか、これらの方々に対し職場に復帰し、さらに再休職を予防することを目的に実施するリハビリテーション、復職支援(リワーク)プログラム、について調査研究と普及啓発の活動を行っております。
最近は当研究会の会員でリワークプログラムを実施している医療機関も全国で110施設を超え、医療関係者のみならず企業関係者にもリワークについてだいぶ浸透してきているように感じます。
昨年の名古屋総会より当研究会の会員以外の方にもご参加いただくようになり、その流れを基に今回のテーマは「リワーク活動の充実に向けて」といたしました。様々な立場の方にご登壇いただき、より広い視点からリワーク活動を考える場となるようにプログラムを構成いたしました。
当研究会会員の皆様には、自院のリワークプログラムの活動報告などを発表できる場としてポスター発表を企画しました。また、当研究会ワーキンググループの経過報告や成果もポスター発表に加え、会員相互の情報交換の場となることを期待しております。
指定演題では、記念講演として神経研究所の広瀬徹也先生に「“逃避型抑うつ”再考−リワーク対象拡大のために−」をご講演いただきます。メインシンポジウムは現在進行中のアウトカム調査について外部委員会から報告をしていただき、マスコミ関係者やEAPなどの外部に方から当研究会の今後の活動への期待を語っていただきたいと思います。
シンポジウムは、リワークプログラムに関するはじめてのシンポジウムを企画しました。「認知行動療法」の利用例について会員より発表いただき、コメンテーターとして大野裕先生を迎え議論いたします。また、昨年の年次総会で取り上げた双極性障害や発達障害をテーマとしたシンポジウムも行い、より深化した内容を目指します。さらに、地域での連携をテーマとしたシンポジウムとしてリワーク施設と関連機関との連携について考える場を設定いたしました。
ランチョンセミナーでは、臨床診断の視点から「職場結合性うつ病」(加藤敏先生)、精神疾患のリハビリのトピックスである「認知リハビリテーション」(中込和幸先生)、心理臨床で注目されている「対人関係療法」(水島広子先生)、産業精神保健の領域から「メンタルヘルス疾患の労災認定基準の改定」(黒木宣夫先生)についてご講演いただきます。
はじめての試みとして産業医・産業保健スタッフの方々を対象としたプログラムとして「産業領域におけるリワークプログラムの使い方」を企画し、産業医や産業保健スタッフの方々の参加をお持ちしております。当研究会主催の研修会も対象者別に開設者・管理者向け、実際に1年以上リワークに携わっているスタッフ向け、これから携わる予定またはリワークに従事して間もないスタッフ向けの3コースを設定いたしました。
このような形で関係各位の力をお寄せいただき、医療従事者、産業保健関係者、企業の人事労務担当者、障害者職業センター、EAP関係者などうつ病を中心とした精神疾患からの復職支援に関係する多方面からのご参加いただく方々に役立つものとなるよう、主催者として準備してまいります。
多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。
第5回うつ病リワーク研究会年次研究会
当番世話人 五十嵐良雄
